ご挨拶

岩手県のさくま動物病院です

岩手山のふもとに位置し、きれいな川と森林に囲まれた「さくま動物病院」は人間が心地いいと感じる環境だけじゃなく、 ペットにとっても心地いい環境を提供したいと思っております。
さくま動物病院では付き添いの飼い主の方も一緒に診察室に入ることができます。ドキドキしながら診察を待つのはペット だけじゃありません。飼い主さんもドキドキするものです。そんな一匹一匹、一人一人がリラックスできる待合室や診察室、 またペットホテルを目指しています。不安な方は一度当院までいらっしゃることもオススメします。
岩手県の美味しい空気や水のこの恵まれた環境をペットと長く楽しむため、いろんな機会に当院をご利用ください。

病院名:さくま動物病院
代表者:佐久間靖子
許可申請:動物取扱業登録済 盛地保保00013号 保管業
登録年月日:平成24年9月26日
有効年月日:令和4年9月25日
取扱動物:犬、猫、馬(出張/往診も行なっております)
設立年:2001年

診察室/ 診察室には飼い主さんも一緒に入ることができます。傍らに飼い主さんがいるとペットも安心します。

待合室/待合室にはいろんなペットや飼い主さんがいらっしゃいます。ペットと一緒に待合室で自分の番を待つ時間も楽しいかもしれません。
家のまわり一周コース/ 冬場に馬でソリを引っ張って遊ぶことができます。春~秋は馬が引っ張る小さいカートで遊べます。一周約100メートルで上り坂や下り坂もあります。映像はこちら。 

診療案内

診療時間

午前9:00~午後12:00
午後1:00~午後8:00 (午後は予約制)
休 診  月曜日       
取扱動物 犬・猫・馬
出張診療も行っておりますのでお気軽にお問合せください。

当院では運ぶのが大変な大型動物、または病状の悪化などのために病院まで来られないペットのために出張診療も行っております。送迎に関する心配がある方も、安心してご利用いただけます。予約制ですので事前にお問合せください。 その際に症状や所在地などの情報をお聞きしますので、ペットの状況を詳しくお話しいただけると助かります。

出張診断

出張診療を依頼する前に・・・ペットの様子を詳しく観察してみましょう。

  • 食事の様子(食欲はあるか?)
  • 排泄はどうか?
  • 行動(いつもすることをしない、またはする等)
  • 先生に伝えたいこと(心配な点や相談事)

上記の点をまとめて置くと診療の際に役立ちます。日頃大事なペットの観察をして異常に早く気付いてあげましょう!!

大事なペットの様子を正確に確認しましょう

出張診断料金は基本は出張料と診察代となりますが、場所やペットの症状などによっても金額は変動しますので心配な方はお電話でお問合せください。出張可能地域は滝沢、盛岡、岩手町近郊となります。馬に関しては、県外出張診療も可能ですので、お問い合わせください。

病気の予防

病気の予防

家族の大事な一員のペットだからこそ、病気もなるべくならかかりたくない。病気 にかかってしまったら治療が必要。治療でよくなっても何度も同じ病気にかかっ てしまうなら・・・。だから普段の予防がとっても大事!! 病気の原因が日常の健康管理にあるとしたら・・・
そんな時どうすればより良く問題を解決できるか考えましょう。それが最良の予防・治療法かもしれません。 飼っている犬猫たちと普段からよく接し、「あれ?」いつもと様子が違うという時にすぐわかるようにしておきましょう。
犬も猫も健康であっても感染症や寄生虫の予防・駆除は定期的に行いましょう。遠慮はいりません。 電話で構いませんから詳しく知りたい方はご相談ください。

ご利用の際に必要なもの

  • 必要に応じてその犬、猫にいつも使用しているケージ類
  • 毎日フードの量や与える時間、その他注意が必要なメモ書きなど

ペットを普段からケージに慣れさせておくことは後々便利です。診療後 すぐに入院の可能性もありますから、上記のものを用意し来院されること をオススメします。
また、不明な点は来院される前に直接お問合せください。丁寧に説明致 します。

病気の予防には主に2つの手法があります

フィラリア予防と予防接種

フィラリア予防とは「犬糸状虫」ともいわれ、蚊の媒介により犬の心臓や肺の血管 に寄生し、血液中の栄養分を吸って生きている、そうめん状の長さ17~28センチ の寄生虫が犬の体内に入らないように予防することをいいます。 最近は猫も感染する可能性があるので猫の場合も当てはまります。

フィラリアに寄生されてしまうと、犬猫の心臓・肺はもちろんのこと肝臓・腎臓などにさまざまな異常をきたすようになります。 フィラリア症の 症状は下記に紹介してありますが、突然、赤い色の尿(血色素尿)と呼吸困難・虚脱などの循環不全を主とした激しい症状を示すこともあります。 この場合、何もしないと数日の内に死にいたることが多いので、速やかにフィラリア成虫の摘出手術を受ける必要があります。

  • ゼーゼーした咳をする。
  • 運動を嫌がる。
  • 痩せてきた。
  • 貧血気味になってきた。
  • 失神することがある。

上記の症状がある場合もフィラリアの可能性があります。早急に処置をする必要があるでしょう。 大切な家族の一員ともなる愛犬愛猫のためにも、事前にフィラリア予防をしておくことをお薦めします。

フィラリアの予防薬とは

フィラリアの薬とは体内に入ってしまったフィラリアの幼虫を駆虫するためのお薬です。一般的に予防薬と言われていますが、正確には予防薬ではなく駆虫薬なのです。 予防薬には、フィラリア駆虫だけに効果のあるもの、お腹の寄生虫まで駆除できるもの、ノミやダニの成長を妨げる効果も合わせているものなど、種類もいろいろです。 飼育環境に適したお薬を選ぶ必要があります。

予防薬の剤型は様々ですが、いずれも1ヶ月に1回投薬します。投薬期間は、蚊の発生から1ヶ月遅れで予防薬を与え始め、蚊の終息から1ヶ月遅れで予防薬を与える必要があります。 適切な期間については地域やその症状によって違うため直接ご相談ください。

  • 薬のタイプ
  • 注射タイプ
  • お肉タイプ(チュアブル)
  • 錠剤
  • 顆粒剤
  • スポットオンタイプ(皮膚にたらす)

どのタイプにするかは、適切なものを処方する必要があるため指示に従っていただきます。 ご協力宜しくお願い致します。不安な点がある場合はお気軽にご相談ください。

フィラリア予防薬を飲ませる前にまず確認!

当院では、検査もせずにフィラリアの予防薬を投与することは絶対にありません! 予防薬を飲ませる前に必ず血液検査をしていただき、フィラリアがいないことを確認 してから投与します。
フィラリアの感染しているわんちゃんに予防薬を投与すると、ショック症状など最悪、 死亡する可能性もあります!その他、食欲がなくなったり、元気がなくなったりするこ とがありますので必ず予防薬を投与する際は、血液検査を受けるようになさってください。

ペットホテル

ペットホテル

旅行や急な用事で家を空ける時、お飼いになっている犬や猫といった大事なペットはその間、どうしていますか?
こんな時の為に、岩手に便利なペットホテルができましした。岩手のペットホテルとしてもご利用いただける当医院は、 お預かり中に予防注射の追加接種や健康診断、歯石そうじ等もできます。 こんなことができるのは獣医が いるからこそ。是非安心してペットを預けられるペットホテルとしてご利用ください。

特に犬などは慣れない人に預けるのは心配なもの。地元岩手には信頼できる獣医のいるペットホテルがあるのは嬉しいで すね。ペットも結構デリケートで体調を崩してしまう犬もいるほど。そんな時でも先生がいますから、体調管理もできますね。 安心してお預けください。岩手のペットホテルならさくま動物病院へ。

ご利用の際に必要なもの

  1. 普段のフード、おやつなど
  2. 必要に応じてその犬、猫にいつも使用しているケージ類
  3. 毎日フードの量や与える時間、その他注意が必要なメモ書きなど

お預かり可能な動物

犬・猫

基本料金(税別)

  • 猫・・・2000円
  • 犬・・・2000〜5000円

複数飼育の肩にうれしいお知らせ!

部屋の貸し切りもできます。一部屋 1泊5000円(税別)

*ご不明な点、ご不安な点、お聞きになりたいことはお気軽にお問い合わせください。

ペットホテルを上手に利用するために

ゲージに慣らして起きましょう!

車での移動やホテルでのお預かり、災害時の避難などでは、愛犬をケージに入れ て運ぶことがほとんどです。前もってケージに慣れていると、飼い主様も、犬や猫も大 変便利ですし、安全です。大事なことですから、是非実践してください。

予防接種を受けておきましょう!

予防接種を受けていないと、お預かりができない場合があります。詳しくは、ご相談ください。

ノミやダニの防駆除措置を常にしておきましょう!

お預かり時にノミ、ダニの駆除が必要な犬、猫は当院の方で行うことになります。 駆除処理料金はお預かり料とは別途になりますので、事前にご家庭でノミやダニの防駆除処置をしておきましょう。

当ペットホテルは動物病院と兼ねているため、お預かりするとともに予防接種や体調管理をすることが可能です。 不安な点がありましたらお気軽にご相談ください。詳しくは予防接種のページを御覧下さい。
また、しつけや去勢手術も行っております。そちらもあわせて御覧下さい。
ペットコラムも公開していますから興味ある記事をチェックしてみてくださいね。

ペットホテル用のお部屋です
屋内サークルのあるお部屋。ここでは犬も洗えます
1階の奥には多目的に使用できるお部屋があります

院長 佐久間靖子の想い

まあ、子供の時から動物や昆虫は好きだった。小学生の頃はまだ近くに山もあって、そこが子供たちの遊び場で、よく家の犬を連れて行ったり、野犬と仲良くなって山で遊んだなあ。

中学二年の秋から馬、ポニーと親しむ機会が出来て馬との縁が続いている。動物が好きだから仕事抜きで考えてもどっちみち趣味が動物だ。

大学生の時に出会った本が又自分にとっては衝撃的な、感動的な内容でその本は、イギリスのヘンリーブレイク氏が書いた、「あなたも馬と話せます」と言う題名。ブレイク氏の実体験を基にした本との出会いでますます馬にのめりこんで、誰も教えてくれるわけでもないのでこれを参考にして自己責任で自分なりに経験を積んだ。この過程で色んな事を身につけていったけどそれがまだつい最近のような気もする。

犬も猫も診療していて次第にブレイク氏のするような事を取り入れた。動物をなるべく緊張させない、押える力を最低限にする取り扱いのコツは毎日の中で本当に役に立っているのだ。これに関しては人と動物が暮らす世の中の為にもなるからどんどん広まると良いと思っている。治療行為等から生じる動物の様々な負担を出来るだけ減らす。これは、工夫次第で可能なはず。 犬猫のエリザベスカラーや服は、実際どこまで必要なのか。工夫で使わずに済むなら動物はさぞかし楽だろう。

爪切りや採血くらいは動物にとって恐ろしいと思わせずに済ませられる。

そのはずが動物に関わる人たちの扱い方次第でいやな認識をさせてしまうのは残念だ。馬の採血だって、馬には激痛を与えるわけでない。野外でアブに刺されて過ごしているのと比べたって、さほどの物でないはず。緊張感や威圧感が馬の嫌悪を引き起こす。特に馬ではどうしたら良いのか馬がわからないまま押さえ込むと調教途中の馬では今後の能力に影を落とす事も十分ありえる。

でもまあ、それだけでない。飼っている人次第で変わってくる事も当然あって、やはり先ず大切なのは飼っている人と動物の信頼関係。これが出来ると本当に上手く行く。だが、信頼関係が不十分だと結局動物のゴキゲンを取るしかない。延々とほめておやつあげるだけをやり続けるしかなくなってしまう。そこはやはり、出来れば動物に自分の意思をしっかり伝えてなおかつ信頼される堂々とした飼い主でありたい。

ここからは本当に自分なりの考えですが、生き物を飼うとはある意味、生き物と暮らすことを探求する「道」の様なものでファッションとも違う。たとえファッションだとしてもその道を確立する事を続けられたら素晴らしい。人と動物、環境、世の中にとっての未来が活き活きとしたものであって欲しい。それには毎日の地道な努力と諦めない事を積み重ねていく事も大切だろうなあ。

ヘンリーブレイク氏は著書の最後の方で馬を飼うに当たっての注意点でこういっている。
「あなたは自分が楽しんでやれることをやりなさい。ただ友人たちがするからという理由ですることのないように。」わたしも探求の道はまだまだ続く。
(文=佐久間靖子 / 2015.2.4)